『黒い砂漠』拠点接続キャラバン in 大阪リポート。麥谷Pたちのピンチを来場者が救った!

●ご飯を食べながら盛り上がった大阪オフラインイベント

 2016年7月30日、ゲームオンはPC用MMORPG『黒い砂漠』のオフラインイベント“拠点接続キャラバン in 大阪”を開催した。

 拠点接続キャラバンは、6月25日の仙台イベントを皮切りに全国7ヵ所で実施されるオフラインイベント。『黒い砂漠』日本運営プロデューサーを務める麥谷将人氏と本作の生放送などに出演中の榊原あやさん、佐藤仁美さんが各地を訪れ、ご飯を食べつつプレイヤーと交流を図るというもの。

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▲左から、佐藤仁美さん、麥谷将人氏、榊原あやさん。
▲ゲーム内では戦闘経験値の獲得量がアップするミルクティーで乾杯。
 ひと言で表すと“雰囲気のいいイベント”だった。オフラインイベントというと、ゲームプレイを前提とした企画(対人戦やタイムアタックなど)や最新情報の発表がイメージされがちだが、そればかりだとイベント進行が忙しなくなってしまう。

 オンラインゲームの醍醐味のひとつは、多くの人と遊べること。こういう場で見ず知らずの参加者どうしが仲よくなったら、ゲーム内の活性化にもつながる。だからゲームオンさんはプレイヤーに会話のきっかけをプレゼントしたのだろう。いっしょにご飯を食べたら、もうみんな友だちだ。ごちそうさま!

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▲最初の席はランダムで配置。『黒い砂漠』の話題があるから知らない人とも話しやすい。
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ゲームオン側で用意した、キャラ名入り名刺を交換。
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▲3人の出演者にサインを求める人も。僕も麥谷さんのサインがほしい。保証人の欄とかに。
 イベント内ではふたつのミニゲームが実施された。ひとつ目はテーブル対抗の3択クイズ大会だ。7問出題されたクイズは、『黒い砂漠』をしっかりプレイしていればたいてい分かる絶妙な難易度設定。「最終問題の得点は5ポイント」というお約束も飛び出し、それが逆転勝利につながるなど、会場は大いに盛り上がった。問題だけ掲載するので、ぜひ解いてみてほしい。

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▲だいぶひどいことをしています。
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▲ジャレット本人ではなく、別のNPCの知識ページで確認できる。
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▲クエストをこなしていると分かる問題。現在は厩舎番をしている彼だが、じつはめちゃくちゃ強いのだ。
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▲丸太はNPC商人に売却することがあまりないので地味に難問。
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▲“R”の部分は韓国版では“根を張る”みたいな意味だったため、英語の“Root(根)”をもとに名づけられた模様。
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▲こちらもクエストがもとになった問題。ふつうにプレイしていると気づきにくいクエストなので、クリアーしている人は少ないかも。
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▲わりと序盤のカットシーンに原因と思しき場面がある。
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▲優勝チームにはオリジナルのボールペンがプレゼントされた。
●大阪の特産品って何?

 懇談タイムを挟んで実施されたふたつ目のミニゲームは“大阪の特産品ランキング”。

 ゲーム内の貿易システムに習って各地の特産品(食材)を集めるのが、拠点接続キャラバンの目的のひとつ。東京会場で麥谷将人氏と榊原あやさんが料理対決をするためだ。参加者に大阪の特産品をひとつ挙げてもらい、もっとも票を集めた食材が料理対決に使われる。

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▲残念ながら、たこ焼きはNGなのだ。
 なお、材料として使うので料理そのものは対象外。大阪にはおいしいものがたくさんあるとはいえ、たこ焼きやお好み焼き、うどん、押し寿司など、名物の大半は加工食品のイメージが強い。たこ焼きという必殺技を封じられた参加者たちは頭を悩ませていた。

 ギルドメンバーと相談するなどして、事前に候補を考えてくる人もいた。話を聞いて回ると、「フグとかもいいと思います(大阪府は日本で初めてフグに関する条例を制定したから)」なんて人も。なるほど。エピソード込みでおもしろい。

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▲17票を獲得してぶっちぎりの1位を獲得したのは?
 このランキング、ふつうに結果を発表するのはもったいないということで、麥谷将人氏と榊原あやさんに1位を当ててもらうことに。外すと栄養満点の緑ジュースを飲めむことになる。おいしいリアクションができて健康にもなれるとは、なんて優しい趣向なんだろう!

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▲いいように書いてみたが、要は青汁である。グラスがおしゃれだったので、おしゃれに撮ってみた。
 関西在住者の悩ませつつも票を集めたということは、名前を聞いたら「なるほどね。聞いたことあるわ」と納得できるもののはず。それでも、ふたりの答えはまとまらない。佐藤仁美さんが「ではそろそろ答えを」と切り出しても、榊原あやさんが「ちょっと待って!」と引き延ばす。

 スムーズにイベントを進行したいMCと少しでも先延ばしにしたい系女子の熱い攻防である。こんなPvP見たことない。それでも運命のときは来る。人間は時の流れには逆らえないのだ。意を決したふたりの回答は・・・

榊原あやさん
「なす」(理由:当てずっぽう)

麥谷将人氏
「小麦」(理由:小麦粉はたこ焼きやお好み焼きの原材料だから)

 回答が出た瞬間、会場は「お~」とどよめいた。正解は“なす”だったのだ。勘で当てたのはすごい。佐藤仁美さんが参加者に「海のものを書いた人ー。山のものを書いた人ー。山というか畑かな」と質問したのがヒントになったのかもしれない。

(編注:スタッフさんは、なすと水なすをまとめて集計したんだと思う。大阪の水なすは有名で、僕も前日に食べた)

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▲正解だったことが信じられない様子の榊原さん。
 クイズに不正解だった麥谷氏は青汁を飲むことになった。とはいえ、もう1杯残っている。これは誰が飲むのか。麥谷氏がダブルでいくのか。佐藤仁美さんは「あやたん、せっかくファミ通さんが来てくれてるんだよ。いい画にしたほうがいいよ」と榊原さんに飲ませようとする。正解だったのに、ひどい話だ。その場の盛り上がりを優先するMCの鏡とも言える。

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▲助っ人参上。埼玉西武ライオンズで言うところのメヒア選手クラスの頼もしさ。
 来場者の男性が飲んでくれることになった。持つべきものはやさしいプレイヤーである。

●和気あいあいとしたイベントでした

 この後は大抽選会が行われ(全員が何かしらのグッズやアイテムをもらっていた)、無事に終了。拠点接続キャラバンはタイムスケジュールに余裕を持たせたイベントで、空き時間には出演者にサインをもらったり、近くの席に振り分けられた者どうしで楽しく歓談する様子が多く見られた。

 翌31日には愛知で開催され、8月13日は広島、8月14日に福岡と続き、9月4日の東京会場でひとまずのフィニッシュを迎える。麥谷氏と榊原さんは各地の特産品でどんな料理を作るのか。僕は新潟出身なのでコシヒカリを持って殴り込みたいところである。

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▲闇の精霊モチーフのアクセサリーを作ってる女子がいた。かわいい。
▲記念写真。みんな楽しそうでおじさんうれしいよ。
【おまけ】
 ノリのよさそうなプレイヤーに、「何か新しい情報がないか、麥谷さんに聞いてきてよ。僕が聞いても教えてくれないからさ」とお願いした。すると、何人かで結託して聞きに行ってくれることに。うんうん。オンラインゲームの醍醐味は協力プレイだよな。

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▲「わかりました。行ってきます!」。
▲「麥谷さーん。質問があるんですけど・・・」。
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▲「隣に座って、みんなで囲んで・・・」。ものすごくカツアゲ感の強い写真になってしまった。
プレイヤー まあまあ、お茶でも飲んで。ちょっとね、ほら時間もありますんで、サクッと教えてもらいたいんですけど

麥谷氏 ははははは。

プレイヤー 9世代馬がいつ入るとか、ウィッチの覚醒とかね。いろいろあるじゃないですか。

榊原さん 年内? 年内?(横からナイス援護射撃!)

麥谷氏 その辺は確定してないですね。未定です。

プレイヤー 個人的には重量拡張。もっと増やしてほしいんです。

榊原さん あー、それはわかる。わかります。

麥谷氏 一般的な要望としてだったらお聞きできます。いまのところ、重量についてはそんなに意見をいただいてないですね。

プレイヤー じゃあ、要望として送れば実装される確率が上がるわけですね。逆に、どういう要望が上がってるんですか?

麥谷氏 船の遠隔回収とかですかね。

プレイヤー なるほど。これから海も広がりますもんね。それ絡みですか?

麥谷氏 うーん、どうでしょうね。

プレイヤー 濁していくスタイル(笑)。

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▲注:麥谷さんは悪いことをして詰め寄られているわけではありません。
プレイヤー 錬金アバターは出ないですか? 生活系のアバターがほしくて。栽培好きな人はめっちゃほしいって言ってますね。

(「ほしいー」という声多数)

麥谷氏 そういうのもちゃんと開発側にも伝えますよ。

プレイヤー あとは、生活系コンテンツに覚醒みたいなシステムがあったら、めっちゃいいなって。

(「それいい!」という声多数。)

プレイヤー 何かサプライズ的なものは・・・? 僕らやっぱり『黒い砂漠』が好きで集まってるんで、胸が熱くなる話を聞きたいんですよぅ。

麥谷氏 いやー、僕けっこう(口が)口が堅いんですよ。

一同 笑

麥谷氏 わかりました・・・。じゃあ、どこにも言ってないことを。僕のセカンドキャラ、ウィッチなんです。自分的にウィッチとレンジャーが相性がよくて。

プレイヤー いや、そういうんじゃなくて! じゃあ、イベントの要望とか聞いてもらえますか? たとえば運営チーム VS プレイヤーみたいな戦闘イベントとか。拠点戦みたいなのとか。

麥谷氏 そういう意見はたくさんいただきたいですね。前にデイリーとウィークリーのボスを手伝いますってイベントを去年くらいにやったんですけど、最初は全然来てくれなくて(笑)。しばらくしたら来てくれて、その人たちはすごく喜んでくれてたみたいです。

プレイヤー 僕らはこの拠点接続キャラバン楽しんでますけど、(抽選に)外れてしまった人のためにゲーム内のイベントとかも、ね。

ミス・ユースケ よーし、みんな。いったん解散だ!

プレイヤー はーい。麥谷さんありがとうー!

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▲おつかれさまでした。
 麥谷さん圧迫面接みたいなやつに協力してくれたプレイヤーたちは、このとき初対面の人が大半だった様子。みんな楽しく麥谷氏と話せたようで何よりである。

 この手のイベントは、当日ふらりと行ってもキャンセル待ちで意外と入れたりする。会場近くにお住まいなら、抽選に外れた場合でも足を運んでみるのがオススメだ。

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▲最後はおみやげを渡しつつ、お見送り。


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